宇田法律事務所ブログ

死刑制度を考える

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少し重いテーマです。

 

先日、東京で開催された犯罪被害者支援弁護士フォーラムに参加しました。

 

テーマは「国民が求める刑罰制度について」「死刑制度について」です。

 

普段、被害者を支援する立場の弁護士有志が集まって全国組織として活動している通称「VSフォーラム」の主宰でした。

 

(犯罪被害者支援弁護士フォーラム)。

 

テーマ設定のきっかけは、今秋に福井県で開催された日本弁護士連合会の人権擁護大会で死刑廃止の決議がなされたことに対しての疑問符だったそうです。

 

人権大会は毎年日本弁護士連合会で開催されている大きな大会です。その場で、将来、死刑廃止を目指すことが決議されたわけです。

 

ただ、その内実は、日本全国の弁護士約3万7000名のうち、786名が大会に参加し、そのうち、546名が賛成したというものでした。

 

我が国全体の弁護士数で言えば、死刑廃止を目指す決議をしたのは、全弁護士のわずか「1.4%」にしか過ぎません。

 

しかし、日本弁護士連合会で決議がされたということになれば、社会では「弁護士が全て死刑制度に反対している」という誤った認識を持たれかねません。

 

弁護士会は医師会とは異なる強制加入団体であり、弁護士会に入らずして弁護士業はできません。いわば、パブリックな立ち位置での活動が求められます。

 

死刑制度は、それぞれの思想信条にも関わる大きなテーマ。

 

死刑廃止を訴えるのであれば、任意に団体を形成して活動するのが筋道と考えます。

 

私も凶悪な殺人事件の被害者支援にこれまで関わり、その想いを伺う都度、現在の我が国では、死刑制度はなお存置すべきではないかと思っています。dsc_2874

 

当日は、名古屋闇サイト殺人事件のご遺族から、事件の実情に迫るノンフィクション書籍

 

「いつかの夏~名古屋闇サイト殺人事件」(角川書店 大崎善生著)

 

を頂きました。

 

普通と思っていた日常が、愛すべき存在が、突如奪われるその苦しみは筆舌に尽くしがたいことです。

 

この今をこうして生きていられる、そして五感で様々な事を感じられることに感謝の想いを抱かずにはいられません。

 

私自身も犯罪被害者支援の為、できる限りの活動を続けていこうと想いを新たにいたしました。

 

 

不明点や不安点などは、お気軽にお問い合わせください。

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