宇田法律事務所ブログ

「丑の刻参り」の評価??

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こんにちは。宇田幸生です。

 

先日取材を受けた記事がネット上に公開されました。

 

わら人形を置く行為とストーカー

 

内容は記事に譲るとして、今回は、いわゆる「丑の刻参り」について触れたいと思います。

 

よくドラマ等で真夜中にわら人形に釘を打つ行為が描かれることがあります。これを「丑の刻参り」と言ったりするそうです。

 

昔、刑法の勉強をしていた当時、「丑の刻参り」は殺人罪に該当するか・・・なんて議論をしておりました。

 

とても極端な話ですが、法律学では、こういった事例をもとに大まじめに議論をしているのです。

 

人の生命を奪おうとして、実際には人の生命を奪えなかった場合には、殺人未遂罪となります。

 

丑の刻参りで相手の命を奪おうとしたけれども、相手はピンピンしているといったとき、それは殺人未遂罪といえるのでしょうか?

 

実は、対象とされる行為が「人の生命を奪う直接的現実的危険性のある行為(これを実行行為と呼んだりします)と言えるかどうか」が分かれ目になります。

 

常識的に考えると、いくら本人が殺人のつもりでわら人形に釘を打っていたとしても、現実的には相手の生命が奪われる直接的現実的危険があるとまでは評価しえないでしょう。

 

とはいえ、あくまで殺人未遂罪には該当しないというだけで、合法であるわけではないことは、記事に掲載したとおりなのですが・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

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